携行缶の錆(サビ)どうしたら?取り方・メンテナンス方法をご紹介
マイボートを持ってる方なら、給油には携行缶を利用している方が多いでしょう。使い込んでいるうちに気が付いたらタンク内がさびだらけだったなんてことが有りませんか?
携行缶内が錆てしまうと燃料に錆が入ってしまい、錆がキャブやインジェクターを詰まらせてエンジン不調となってしまいます。キャブの掃除やインジェクター交換などが必要になり高額出費になってしまいます。船で沖に出ているときにエンジン不調となって港に帰れなくなってしまっては一大事ですね。携行缶から給油される方は、普段から給油のさいには携行缶内部に錆が発生していないチェックしておかなくてはいけません。今回は携行缶のさび落としを紹介しましょう。
昔ながらの方法~サンポール
携行缶内部を出来るだけきれいに水洗いしましょう。水分を一度取り除きサンポールを注入します。その後、お湯を満タンになるまで一杯入れます。お湯は50~80度くらいの間です。熱いほうが効果が大きい気がするのですか気のせいでしょう。
20L缶でサンポールは0.5Lにお湯が残りの19.5Lです。サンポールはかなり強い洗剤ですが、約40倍の希釈になっています。この状態で。4~5時間放置しておきます。
放置後に中身を捨てて、3回ほど水を注ぎ中を洗いましょう。驚くほどさびが落ちていることに驚くことでしょう。もし、まだ錆が残っていたら再度サンポールを注いで繰り返します。
この後に中和するために油汚れ用洗剤「マジクリン」を注入っし水を注いで一杯にします。しばらく置いておいて置いたら捨てて水洗いします。携行缶を逆さにして水気を切りウエスを入れ水気をふき取り、ドライヤーなどで内部を乾燥させましょう。超極圧・水置換(潤滑防錆浸透スプレー)を中にがっつり吹き付ければ完璧です。
昭和のさび取り~チェーン
昭和の頃にやっていたさび取りのテクニック。携行缶に小石やボルトナットそしてチェーンを入れてひたすらシェイク!するさび取り方法です。
方法は、洗剤を入れます。次に水を入れ、紐をつけたチェーンを入れます。チェーン付けた紐は取りだ仕様なのでガムテープで止めておきます。
あとはひたすらシェイクシェイク!シェイクする時間は約15分です。水を流し鎖を取り出しタンク内部を高圧洗浄機で洗い乾燥させます。
さび取りクリーナー
POR-15
POR-15は一液タイプ。原液1本をタンクに入れたらお湯を口いっぱいまで注いで12~24時間おけばOK です。水を捨てた後は高圧洗浄機で洗うのが理想的。しかし,なければ洗車用ノズルで何度も洗うのもよいでしょう。
KREEM
POR-15発売前によく使われていた商品です。使い方はPOR-15と同じです。使い方によっては1年で錆が発生してしまうこともあるので、あまりお勧めできません。
WAKO’S タンクライナー
タンクライナーは2液タイプです。現在市販されているさび取りクリーナーの最高峰でお勧めします!塗膜も厚くサビを抑える力もとても強力 です。コーティング剤付きなので錆が発生しません。(完璧にコーティングされていれば..)
ピカタン・はなさかG
ほかにタンクのさび取り剤にはピカタンや花咲かGなど有ります。使用方法はほぼ同じです。
携行缶のさび取り方法を調べるとサンポールを使用するのが一番さび落としの効果があります。しかし、
錆を落とした後に防塵処理をきちんとしておかないと再び錆てしまうので注意が必要です。再取りと内部の防塵(コーティング)はセットで行うことを覚えておきましょう。さび取りだけでは、さらに錆の発生が早くなるのでくれぐれも注意しておいてください。