船外機のセルモーター(スターターモーター)を交換してみました!
2022/07/19
出港しようと思ったら船外機が動かない!
そんな経験、皆さん一度はあるのではないでしょうか!?
エンジンが掛からない際、様々な原因が考えられます。
・ガス欠
・バッテリーの容量不足
・バッテリーにしっかり接続出来ていない
・スパークプラグの不良
・セルモーター(スターターモーター)の故障
等…。
今回は、セルモーター(スターターモーター)の故障が筆者の船で実際に起こりましたので、修理の様子をお伝えします!
目次
セルモーター(スターターモーター)の故障確認
故障当時、船外機が始動せず非常に焦りました。
色々なトラブルに備え、日々勉強をしておりますが、今まで経験したことのない状況でした。
息をついて落ち着かせ、改めて状況を把握すると、始動時の音が明らかにいつもと違いました。
普段はキーを回すと
「ガガガガガガ!」
と大きな音が鳴るのですが、その時は
「ウィーン」
と、モーターが回っただけの大人しい音でした。
船外機のカバーを外し、エンジン始動時の船外機の動作を確認すると、本来回るはずの歯車が回っていないことに気が付きました。
そして、それと合わせスターターモーター(セルモーター)と嚙み合っていない状況が判明しました。
対応方法の検討
動かない原因が分かったのは良いが、この先どうすれば良いか。
パッと見、自身で対応出来ることではないと感じた私は、まずは船の整備会社に電話をしてみることにしました。
まずは、A社にかけてみたところ…
・整備は出来る。
・船は基本自走で持ってきてほしい。
とのこと。
次にB社にかけてみたところ…
・整備はできない ※SUZUKIの部品を扱っていないため(※故障した船外機はSUZUKI製)
・新品の船外機への差し替えであれば、曳航してドックまで運ぶ
とのこと。
当時、少し焦っており、5馬力のサブ船外機でドックまで自走することに不安を抱いていた私は、B社の船外機の交換を検討しておりました。
船外機がかなり古い型(SUZUKIのDT115 1996年モデル)であり、「このタイミングで交換するのもありかな…」と、大きな予算を前に半分諦めモードでした。
そんな時、知人に相談したところ、
「そのくらい、自分で修理出来るんじゃない!?部品の図式とかも結構出回ってるよ!?」
と言われ、船外機を交換する前に、自分で対応出来るかどうか再度検討してみることとしました。
自分でこれからも付き合っていく船。
色々なトラブルに対処していかなければなりません。
セルモーター(スターターモーター)の取り外し
改めて船外機を見ると、知人に言われた通り、比較的安易に取り外せる様に見えました。
非常に手の入りにくいところにボルトがあり、エンジン始動時に回る大きな歯車も外せずに対処できる。
早速作業に取り掛かること1~2時間、無事に外すことが出来ました!
新品のセルモーター(スターターモーター)の購入
スターターモーターを見るとS114-437と品番が書いてあったので早速ネットで検索。
すると、ヤフオクで中古品がヒット!
確かに同型の様でしたが、折角の交換なので新品が良い。
そう思って再度調べていると、Walmartで取り扱っていることが判明!
「Walmartはこんなのも扱ってるのか、すごいな…」
と思いつつ、やはり海外から輸入するのは、転送手続きなど大変そうなのでもう少し調べていると、別ブランドの互換品DB Electricalの410-44089がamazonで販売されていることが判明!
純正よりも高いものの、転送等の手間を考え、まずはこちらでチャレンジしてみることとしました。
新品のセルモーター(スターターモーター)の取り付け、修理完了
約2週間程で無事商品が届き、早速取付!
取り外しの時と違い、構造を既に理解しているので30分程で完了!
無事にエンジン始動しました!
非常に古いエンジンなので、船外機の載せ替えも検討していかなかればならないのは間違いないかと思いますが、こういった事を経験して自分の船について知っていくことも重要かと思います!
同じ様な思いをされれいる方の参考になれたら幸いです!